東日本大震災から1年
昨年3月11日の東日本大震災から1年が経過しましたが、被災地では震災直後の大津波で多くの犠牲者が発生し、町は壊滅状態となり、ガレキ処理など復興計画がようやくスタートしたところです。また福島第一原発事故での避難者の帰宅は見通しも立たず、これからも苦しい道のりが予想されます。
当地区は震度5強の激しい震災に遭いましたが、幸いにも屋根瓦の破損、ブロック塀のひび割れなど全般的には軽微な被害に留まりました。尚、会員の皆様には姉妹都市である相馬市への義援金活動や被災地への日本赤十字社を通じての義援金活動に暖かいご芳志を戴きました。改めて御礼申し上げます。
自治会として、防災対策の点検・見直し、計画停電に対する節電対策呼びかけ、放射線量測定活動など実施してきましたが、近い将来高い確率で起きると想定されている「首都直下地震」などの大災害に今から備えておく必要があると思います。
防犯防災部関連
1.この1年の自治会の防災活動を振り返って
①被災状況の把握
大震災の翌朝、江戸川台西地区の被災状況を手分けして点検しました。幸い被害は軽微なものでしたが、「被害状況の素早い点検」は、次に起こる大地震の際にも、必要な行動でしょう。
②被災者支援募金の実施
自治会では緊急募金を決定、全戸に協力依頼のビラを配布する一方、ブロック委員各位には、集金にご協力いただきました。
その結果、姉妹提携都市の相馬市に約138万円、日本赤十字社に5万円強の募金を届けることが出来ました。
③ベンリ―袋(簡易トイレ)の全戸配布
大震災時に断水になった場合、直ぐに困るのはトイレの問題ですが、以前から検討していたベンリ―袋の配布を6月に実施しました。
④家庭での防災用品の備蓄および防災対策の推進
具体的には、3日間の食糧・飲料水の備蓄、非常時の持ち出し品の整理、持ち出し袋やリュックの備え、ガラスの破損等に備え枕元への懐中電灯、スリッパの用意、負傷率の高い家具転倒への備え、など。
⑤流山市総合防災訓練への参加
8月28日の流山市総合防災訓練には、皆さんのご協力で269名が参加しました。会場では煙避難訓練を始め、初期消火訓練、救助・救急および火災防御訓練など多彩な訓練に参加し、かつ見学しました。
2.防災対策の今後の課題
首都圏直下型地震は、近い将来に高い確率で起こると予測されております。当面の課題として、次のような施策が考えられます。
①大震災時に、住民の安否確認をどう図るか
例えば、高齢者や独居者について、事前にご本人の了解を得た上で、自治会に登録していただくことも一方法です。
②ご家庭での防災対策をいっそう進めること
自治会での防災用品の紹介、斡旋、まとめ買い等で、各ご家庭での防災対策促進を図ることも検討課題になると思います。
③防災訓練・救命救護訓練を、より現実に即した方法で行うこと
現実に即した方法で実践すること、経験してみることが大切です。
④自主防災要員の確保
現在の自主防災規約を点検し、改定の必要もあります。
環境部関連
○放射線対策
流山市から放射線量測定器を借用し、23年11月に道路・公園等の測定実施。24年1月に要望のあった個人宅地も追加して実施しました。状況を見極めながら測定を継続予定しています。
今後、子どもが多く利用する施設や通学路、市公共施設では、市が除染を進めますが、これ以外の場所については流山市放射能対策室との綿密な連携のもと、放射線の除染作業の推進を行います。
第31回餅つき大会開催
2月11日(土曜日)に江戸川台西自治会館(12号公園)において毎年恒例となった「餅つき大会」が行われました。
今年は気温は低いものの、天気にも恵まれ気持ちのよい日でした。江戸小の校長先生や来賓の方もお見えになり、大勢の参加の人たちで賑わいました。江戸小のPTAの方や子どもたちをはじめ多くのボランティアの方々が朝早くから準備してくださり、餅つきが始まりました。
参加した子どもたちのなかには初めて餅つきを体験した子もいて、慣れない手つきでふらつく杵を振りあげ大人と一緒に一生懸命ついているほほえましい様子も見られました。
(広報部 大崎)
餅つき大会に参加して
今年の冬は2月に流山でも積雪し、とても寒い冬となりましたが、今年も「餅つき大会」が2月11日に12号公園で行われました。
雨や雪が降るのではと非常に心配しましたが、当日のお昼頃には少々陽も差し、寒いながらも穏やかな一日となりました。
私たちも当日エプロン持参でお手伝いさせてもらいました。西自治会には前から準備して下さった食材がたくさん!なんと餅米は50kgだそうです。
お餅の種類は、からみ・あんこ・納豆・きな粉の4種です。各味ごとにテーブルに材料を準備し流れ作業で行われました。役員の方をはじめ、江戸川台小・新川小のPTAのお母様が大勢お手伝いに入って下さり、20本近くあった大根もあっという間にすりおろし終わりました。つきたてのお餅が出来上がり、私たちはお餅をまるめて、あんこをつける作業でした。
つきたてのお餅は熱々で耳たぶのように柔らかく伸びがあり驚いてしまいました。また小学生の生徒さんたちが交替で、来てくださった皆様にお餅を手渡すお手伝いで大活躍してくれました。
「○○の切り餅」で育った世代が多くなってきているせいか公園では餅つき体験がしたい親子連れの方などで列ができるほどでした。最近では臼や杵を目にすることはなかなかないですよね。皆さん杵を手に持ち必死ながらも楽しそうでした。自分たちがついたお餅かと思うとそのお味も格別だったのではないでしょうか。
このように無事、今年もお餅つき大会ができましたのも、企画関係者、お手伝い下さった皆様、そして参加して下さった皆様のおかげだと思います。ありがとうございました。
今年参加できなかった皆様、来年是非、つきたてのお餅を食べにいらして下さい。つきたてのお餅は心まで「ほっこりした気分」になれますよ!
(広報部 五藤)
一声運動参加者交流大会
年に1度、日頃は地域に分かれて一声運動に参加しているメンバーが一堂に会し一声運動について絆を新たにする一声運動参加者交流大会が、今年は約70人の参加者が集い3月15日(木)に開催されました。
すっかり春らしくなった暖かい日差しの中、地域ごとに一声パトロールを行ってから自治会館会場に集合し、流山警察署、北消防署、22消防団からの来賓の方々から防犯、防火についてお話を聞き、その後は懇談、抽選会と楽しいひと時を過ごしました。
一声運動に関心のある方は誰でもこの会に参加することができます。ぜひ地域の副会長にご確認ください。多くの方の参加をお待ちしています。
第5回医学講座
|
おおたかの森病院 呼吸器内科 甲口(こうぐち)先生 |
第5回医学講座が2月25日に開かれました。去年に続き「おおたかの森病院」にお願いする事になり、花粉症について講義をして頂きました。
講師は呼吸器内科の甲口(こうぐち)知也先生。午後の診祭を済ませて駆けつけて下さりプロジェクターを使い図解やデータの解説等、解り易く尚且つ専門的に詳しくお話して下さいました。
花粉症は若い年代の方たちが多いように思い、お勤めの人たちにも出席出来るようにと土曜日を選びましたが出席者は年配の方が多かったようです。病院の広報課の方に聞くと病院で開く講座も若い方が少ないとの事。
若い方はインターネットで調べる事が多くなっているようです。
そして予告には無かった肺炎球菌の特徴やワクチンの有効性の事を詳しく教えて下さいました。いろんな病気の余病で大勢の人たちがかかり易い肺炎。特に年代の高い人の死亡率の多い肺炎に予防効果の高いのが肺炎球菌ワクチンです。通常1回の接種により抗体が5年間以上持続するとのこと。
ワクチンの仕組、より効果を上げるための研究のデータ等そこに隠れた気の遠くなるような長い研さんの時間を常に病気や薬の向上に没頭している医学に関わる学生、研究者、医師の努力にあらためて感謝しました。
甲口先生は質問にも親切で丁寧な答えを聞かせて下さり日頃の患者との応対を彷彿とさせました。
最後に寒い中を遅い時間まで講義に参加して下さいました会員の皆様ありがとうございました。
(福祉部 阪本)
第3回サロンコンサート
|
オーディオ機器収集家 豊島藤夫さんの解説 |
福祉部サロンコンサートが3月12日(月)に西自治会館で開催されました。今回はオーディオ機器収集家の豊島藤夫さんのプログラム構成によるダークダックス特集でした。
回覧やポスターに懐かしいダークダックスの写真を掲載したためご本人が登場するかのごとき誤解を招いてしまいましたことを深くお詫び申しあげます。
レコード観賞ではございましたが、豊島さんご自慢のオーディオ機器で臨場感溢れるコンサートとなり、曲や歌手の事を解説する豊島さんの温かい語り口も会場を和やかにして下さいました。
カフェ南天のコーヒーとケーキも、お席まで運びましたので楽しんでいただけましたでしょうか。
初めて聞くダークダックスの「花ちゃん」もユーモラスで楽しい曲でした。中国人の方々による日本語の青葉城恋歌のCDも素晴らしく、美空ひばり・ 小林旭などバラエティーに富み最後はミッチ・ミラー合唱団の蛍の光で締めくくり名残惜しい別れとなりました。
(福祉部 阪本)
自治会掲示板のリニューアル及び3丁目の新設
|
三角公園掲示版 リニューアル前 |
|
三角公園掲示版 リニューアル後 |
西自治会地区に設置されている掲示板は10か所ありますが、設置以降歳月が経過し、なかにはボードが老朽化し、掲示物が貼りにくい、ペンキの剥がれなどで見苦しいなどの意見が寄せられていました。
昨年11月、広報部で掲示板の現状調査を実施したところ、ボードの損傷がひどいものが多い、支柱・庇・枠の錆は殆どの箇所で発生、西自治会の名称表記は3か所のみなどの問題点があり、市側の掲示板提供情報(原則として1自治会年間1基など)、駅西口ロータリー改修工事に伴う掲示板再設置情報などを入手したうえで、役員会としてリニューアル工事を実施することにしました。
工事は今年2月から3月にかけて、関係する役員の労力・技能を結集し敢行され、損傷のひどい7か所(三角公園角、4丁目緑地帯など)の掲示板が見事にリニューアルされました。また従来は掲示版が設置されていなかった3丁目にも1基設置されました。是非、その力作をご覧ください。尚、連日作業された役員は齋藤、鈴木、大鹿、植竹、山星の皆さんです。本当にご苦労様でした。
(広報部 中川)
平成23年度自治会の主な出来事
23 年 5 月
■第55回定期総会
7日、出席者数88人、委任状844通。議長には宮田さん(4丁目)が選出され、齋藤会長の23年度活動報告の後、議案について質疑応答ののち承認された。
■ゆるゆる体操体験教室 20日、講師・長澤典子さんで開催。
■ゴーヤ緑のカーテン作り
市よりゴーヤの苗670株の配布を受け、希望者173世帯に配布した。夏には緑のカーテン作りで省エネ対策となった。
6 月
■ベンリー袋(簡易トイレ)の配布
防災対策の一環で全会員宅に無償で配布。
■駅前ロータリーの美化活動
草取り(11日)、花植え(18日)を実施。
■第2回サロンコンサート
21日、豊島藤夫氏のご協力で開催。
■防犯灯及び街頭消火器の巡回点検
防犯防災部で実施。
■自治会館消防計画及び緊急連絡網を作成
8 月
■夏の夜間パトロール
7日、会員と子供により各町内のパトロール実施。63人参加。
■流山市総合防災訓練に参加
28日、江戸川台小学校を会場に開催され、自治会を挙げて269名の参加。消火・煙避難訓練、救助・放射能防御訓練、起震車など体験。
■第10回ふれあい学習の旅
3日、写実絵画で有名なホキ美術館、利根川水系の中継地として栄えた佐原を訪問、45名参加。
9 月
■ひったくり防止キャンペーン
16日、流山警察署、流山市、当自治会の三者合同で、ひったくり防止チラシ及び自転車用のカゴカバーを配布。
10 月
■第31 回西まつり
8日、天候にも恵まれ開催。江戸川台小学校、北部中学校、流山北高校、千葉葵連阿波踊りなどの参加を得て、事故もなく盛況裡に終了。
11 月
■第13回文化祭
19日、20日の両日開催。写真、絵画、書、生け花、陶芸など出品総数113点(出品者60名)、及び江戸小児童絵画16点も展示された。
■第5回近隣文化探訪
29日、江戸川治水事業の歴史を学ぶ目的で、関宿城博物館の見学と周辺の散策を実施。参加者20名。
■馬頭琴コンサート
27日、モンゴルの楽器・馬頭琴の奏者・アマルトブシン氏による心を癒される素晴らしい音楽会実施。
■放射線量測定活動
1面参照。
12 月
■歳末夜間パトロール
9日と25日の2回、流山警察署と合同で各町内のパトロールを実施。25日は82人(内、子供さん20人)参加。
24 年 1 月
■新春ウォーキング
7日、自治会館から三輪野山・茂侶神社まで2つのコースで実施。61人参加。
■賀詞交歓会
7日、多くの会員の参加により新年の交流を行った。
2 月
■第31回餅つき大会
1面参照。
■第5回医学講座
上記記事参照。31人参加。
3 月
■第3回サロンコンサート
上記記事参照。56人参加。
■一声運動参加者交流大会
1面参照。
編 集 後 記
三角公園脇の交差点で、相変わらず交通事故の発生が続いています。原因は殆ど踏切方面、4丁目方面からの車両の一時停止違反のようで、たまに通過される方が、以前の丁字路のつもりで進入するようです。巻き込まれた歩行者、自転車などはいないようでが、十分にご注意ください。