安心メールで手足口病の流行についての注意が流れました。
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差出人 :流山市 安心メール<nagareyama@anshin-bousai.net>
題名 :手足口病の流行拡大にご注意ください
送信日時:2019/07/13 09:01
1.手足口病の流行が拡大しています
夏季は子どもの感染症が流行しやすい時期です。手足口病は、子どもを中心に主に夏に流行する感染症として、代表的な「夏風邪」といわれています。
今年は、例年よりも早期に患者さんが増加し、令和元年第25週(6月17日から23日)の県内1医療機関当たりの手足口病患者平均報告数が5.13人となって、国の定める警報基準値(5.0人)を超えました。その後も流行は拡大しており、第27週(7月1日から7日)には14.22人となって、現行の調査体制となった平成11年以降の最高値を記録しています。
なお、松戸保健所管内(流山市・松戸市・我孫子市)では18.80人となっており、県内でも3番目に患者さんの報告が多い地域となっています。
患者さんは3歳までの乳幼児が大半を占めていますが、少数ながら成人の患者さんも報告されています。
手足口病の原因となる主なウイルスは数種ありますが、今年これまで県内の患者さんからは、コクサッキーウイルスA6(CA6)が検出されています。
2.手足口病の症状など
口の中や手足などに水疱性の発疹などの症状が現れますが、基本的には発病しても軽い症状で治ってしまうことがほとんどです。
しかし、まれに髄膜炎や脳炎など中枢神経系の合併症などが起こる場合があるため、経過観察をしっかりと行いましょう。
高熱が出る、発熱が2日以上続く、嘔吐する、頭を痛がる、視線が合わない、呼びかけに答えない、呼吸が速くて息苦しそう、水分が取れずに尿が出ない、ぐったりとしているなどの症状がみられた場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。
なお、CA6に感染した際の特徴として、他のウイルスによる手足口病と比べて水疱が大きいことや、症状が消失してから1カ月以内に一時的に手足の爪の脱落を伴う症例が報告されていますが、自然に治るとされています。
3.手足口病の予防について
手足口病には有効なワクチンはなく、発病を予防できる薬もありません。
一般的な感染対策として、接触感染を予防するため、手洗いを流水と石けんでしっかりとすることや、タオル等を共有しないこと、おむつ交換の際などに排泄物を適切に処理することが重要です。
流山市:手足口病にご注意ください
流山市健康増進課(保健センター)
TEL
04-7154-0331
FAX
04-7155-5949